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Be Waltz.混沌と洗練、そして遊び心…アイリス・アプフェルさんのファッションから学ぶアツい生き様

こんにちは、アビゲイル金子です。
アビーって、呼んでね。


私は、ファッションが好きです。


へんなサムネイルだけど、今年4月にもスーツの記事を書きました。
どんなファッションの変遷で、どんなスーツが似合うか、みたいな記事です。



元から服装に興味があった訳ではなく、
でも、親に決められたユニクロのフリースやオールインワンを着せられた日には
ものすごく機嫌が悪かったのを今でも覚えている。


なので、興味はなくとも元々こだわりがあってそれがファッションセンスにつながっていくんだと思う。


ちなみにだけど、アビーにはセンスがないです。
ファッションというジャンルにおける才能がないことがはっきりと分かる笑


ついこの間、そんなファッションのセンスの塊の人物を電撃的に見つけてしまい、
ビリビリと衝撃が走っています。


それが、アイリス・アプフェルさん
Iris Apfel

御歳、なんと95歳!!!


彼女のファッションセンスには、どうにも痺れるものがある。


日本ファッションだいたい真似ものですが、
アイリスのファッションは正に唯一無二。



大振りなアクセサリー、恐れを知らぬ配色、大胆不敵な組み合わせ…


彼女のセンス、直感から生まれるコーディネートは
誰にも真似できない。


彼女曰く、


"ひらめきが大切。
ジャズのように即興で試すのが楽しいの。"


じゃらじゃらじゃらじゃら、からからから、じゃら、じゃらり。


サイコロを振るような音から映画は始まります。


何の音かと思うと、それはアイリスがお気に入りのコレクションから
アクセサリーをジャラジャラと選んで身につけている音だった。




"着こなしの「ルール」を聞かれるけど、ルールなんてないの。
あっても破るだけよ。"



彼女のルーツは母親の着こなしの工夫。
そして、彼女の職業であるインテリアデザインで、
「ほかの誰とも被りたくない」という顧客のオーダーのため、
欧州に行って1点モノを買い漁り始めたところから始まっている。


インテリアデザイナーとしてはその業界ではもともと名の通った人物で、
夫、カールとの結婚後に2人でテキスタイルかいしゃを作り、
ホワイトハウスや公的施設などの復元を数多く任されたそうです。


そんな中で、世界各地へ旅してファブリックやアートを探し周り、
彼女の膨大なコレクションが蓄積されていくようになりました。



アイグラス、サングラス、ブレスレッド、ハット、キャップ、スカーフ、マフラー、ネックレス、指輪、ワンピース、パンツ、チュニック、シャツ、ニット、ファー、、、、



ファッションとインテリアに用いる様々なありとあらゆるものが彼女のコレクションとして眠っており、美術展やブランドイベントの際には、アイリスの個人的なコレクションから持ち出されるものも多いそう。




そんな多忙なアイリスには、長年連れ添っている旦那さん、カールがいます。
旦那さんは世界を回るアイリスの傍で、写真家として人生を共にしています。




2人の姿は愛らしく、共依存ではなく、お互いを尊敬していることが
本当によくわかります。
とても素敵。


2人には子供がおらず、旅とキャリアに人生を懸けることを決めたそう。


2015年、100歳の誕生日を迎えたカールは次のように語っています。


"僕の愛する子供みたいな妻と、もっともっと色んなことをしたい。
もし神様が許してくれるなら、どんどんやるよ。"


なんて素敵なんでしょ。


夫・妻という役割分担ではなく、
人間としての魅力が尽きないんだろうなと感じさせる
そんな一言です。


「美人」について、アイリスの名言。


"私は美人じゃない。
カワイイことを取り柄に人生を送ってきた子を知ってるわ。
でも、歳をとりると美しさは失われる。
とても悲しそうよ。


私みたいな女は努力して魅力を身につけるの。
面白い人間味は歳を取っても変わらない。
とにかく、私は美人じゃなくてよかった。
誰がなんと言おうとね。"



ファッションコーディネートは、
彼女の膨大な数のコレクションの中から
彼女のギラギラ・キラキラと光る感性によって
丁寧にピックアップされ、
彼女というパレットの上でひとつのアートとして
生み出されていく。


2012年には化粧品ブランドのM.A.Cのミューズを務めるなど
センセーショナルな活動を続けています。




彼女の仕事と人生に対する熱い情熱は
今なお衰えることなく続いています。


ファッションが好きな方、
仕事が大好きな方、
アイリスの生き方に答えがぎゅっと詰まっているかも。




ぜひ、この映画見てみてください!

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