Be Waltz.

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Be Waltz.樹木希林さんに学ぶ、内側から滲み出る人生力

こんにちは、アビゲイル金子です。
アビーって、呼んでね。


先日、知らない人はいないであろう名女優である、
樹木希林(きき・きりん)さんが全身がんのため
75歳で逝去されました。


素敵なお写真ですね。
凛としてやわらかな視線から、人生の厚みが伝わってくるようです。


ご冥福をお祈りいたします。


私が小学生低学年くらいのときに、
母から「やっぱり、キキキリンさんの演技はすごいわね」
とテレビを指さされ、当時出演していたNHKの何かのドラマで
初めて樹木さんの存在を知りました。


最後に出演された是枝監督の
「万引き家族」では、一家の大黒柱(?)として
祖母役を体当たりで演じています。


万引き家族のあとに取材されたインタビューで、
樹木さんが大切にされていたことを学んでみようと思います。



樹木さんが大切にされているものって、
”自分を変え続ける”
ということなんじゃないかと、
インタビューを見ていて感じました。


以下は、インタビューの抜粋です。

記者:以前、樹木さんはあるインタビューで、内田さんを「難が有るから、ありがたい存在なんだ」とおっしゃっていました。それが別れない理由なのかなと思っていたんです。


もちろん、ありがたい存在ですよ、今でも。自分の人生にとって厄介な人がいるということ、そういうものを背負っているということは必要なことだなと思いますね。それは旦那でなくてもいいんです、子でも親でも。そういう厄介な人がいるから、自分が成熟していく。厄介だなと思ったらそれまでだけど「血が繋がってるからしょうがない」と思えばいい。


記者:あえて、俯瞰で見ておもしろがってみる?


そうそう。自分で立ち位置を変えていくの。そうすることで人間は成長する。もちろん、一人で気楽に生きていくのも人生よ。でも、それじゃあなかなか成長しないだろうなと思うの。背負わなくっていいもん。いつでも厄介さから逃げられる。


※樹木希林さんの夫は、ロックミュージシャンである内田裕也さんです。


「厄介な人」って、学校でも職場でも必ず1人は居ますよね。
樹木さんいわく、そんな人こそ成長の糧なんだそうです。


厄介な人を呪うんではなくて、「しょうがない」と受け入れて
自分の立ち位置を変えていく。
厄介ごとからはいつでも逃げられる。
なので、決して逃げるわけではなくて、あくまでその「厄介ごと」を
俯瞰してみて、面白がってみることで、成熟していく。


つい、負け越すことを当たり前にして厄介ごとから逃げて
回り道しちゃいますが、そこを乗り越えてこその成長があるんだと
改めて感じます。


また、樹木さんは個性的なファッションを着こなすファッショにスタとしても
知られています。



【西武・そごう】わたしは、私。樹木希林さんスペシャルムービー


ちなみに、公の場に出るときにもスタイリストさんなどには極力頼らず、
自分が着るものをその場に合わせて自分で考え、
着こなしていらっしゃるそうです。

記者:以前、満島ひかりさんにインタビューした時に、「樹木さんから、“役者は見た目が8割で決まるからね。衣装さんとメイクさんを大事にしなさい” と言われて、とても励みになった」とおっしゃっていたんです。


それはね、ちょっと違って、私じゃなくて、サラ・ベルナールという人が言ったとことなの。彼女は「扮装で7割以上、役作りができる」って言ったのね。でも、それに必要なのは、正しいものを選び取る自分の目。だってそうでしょう。衣装さんがたくさん用意してくれた服の中から、「これだ」って決めるのは自分だもの。選び取れるかどうかはその人自身にかかってるんじゃない?


少なくとも、役者をやろうと思う人間だったら、自分がどう見えるのかというのは常に考えないとまずいんじゃないの?って。


また、ご自身で服選びをされているだけでなく、
ご自身で服をリメイクされているそうです。

ここ何十年も買い物はしていないのよ。着られない服があるなら、生地をほどいて、足したりしながら着ている。本木さん (義理の息子) のスーツも肩はぎして着ますよ。下着だってそうなの。「余ってるのよね」って人がいれば、それをいただく。何かが欲しくて、それを買いに行くってことはもう随分ないわね。あるものを使うし、合わなかったら自分に合うようにする。そういうことが自分を作っていくと思うから。


自分が今持っているものが、自分自身を表しているということ。


これは、服選びだけではなく、
人生の選択にもつながることではないかと、
アビーは思うのです。


何を選ぶか、それは、なんのためなのか?


自分は、社会の中でどんな自分でありたいのか?


決して「社会に飲み込まれる」自分ではなく、
アイデンティティをもって生まれてきた以上、
そのアイデンティティを自分自身で探して
見つけて、それをカタチにして表現して
そのために自ら道を選びとっていく、
そんな自分になりたいなと、思わされました。


私が尊敬する株式会社EPSの経営者で友人の向山雄治さん
自分自身で道を切り開いていくことを決意されて、
決めた目標を到達するためにバリバリ働いています。


厄介ごとを避けずに乗り越えること、
自分の力で選びとっていく人間になることを、
実践していこうと思いました。


樹木さん、今までおつかれさまでした。
素晴らしい演技と人生を、ありがとうございました。

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